一口に風俗営業と言っても、その範囲は幅広くあります。
適用法律である「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、略して「風営法」と呼ばれるものには、8業種が定められています。
意外かもしれませんが、キャバレーやクラブだけでなく、パチンコやゲームセンター、ダンスホール、それに射的等も風営法上では風俗営業となります。

これらの業種に関しては、事前に風営法に基づき管轄の警察署にて営業許可を取らなければなりません。
この営業許可の要件には、業種によっていくつかあるのですが、共通しているのは保護対象施設からの距離制限です。

保護対象施設とは、学校や図書館、児童福祉施設、病院と言った、風俗営業の影響が無いように法律上保護されている施設のことを言います。
風俗営業の許可を申請する際は、これらの保護対象施設から一定の距離が離れていないと、申請自体ができません。

この距離制限ですが、各都道府県の公安条例によって決定されており、各都道府県ごとに距離が異なります。
観光地等は、この距離制限が若干優遇されていることもあります。

例えば、東京都で風俗営業を申請する場合、商業地域と呼ばれるところでは保護対象施設から50mの距離制限がありますが、静岡県の一定の地域ではこの距離制限が特定の業種に限り25mとなったりします。

いずれにしても開業をする前に、立地条件的に許可申請が可能な地域かどうか、確認をする必要があります。
確認は管轄の警察署の生活安全課等で行うことができます。